よちよち歩きのLinux(Debianによる開発環境の構築)

Debian11をチューニング

1.コマンドaptのアップデートとアップグレード

Debianから最新のパッケージをダウンロードするために、aptをアップデート・アップグレードする。

root@debian11:~# apt update && apt upgrade -y

2.エディターの選択

2.1 デフォルトのエディター
Debianの場合、コマンドviで、alternative editorのリストから選択したエディターが呼び出される。
デフォルトのエディターは、nanoになっています。私が使い慣れたvim.basicがリストに載っていない。

root@debian11:~# update-alternatives --config editor


2.2 vimをインストール

①vimをインストールする。

root@debian11:~# apt-get install vim

②2 vim.basicがリストに載ったので、番号を選択する。

root@debian11:~# update-alternatives --config editor


③vim.basicは、vim.tinyと異なり、シンタンクスにより単語が色分けされている。


3.テスト用ディレクトリ・ファイルの作成

3.1/home/linux/public_html/の作成

①ディレクトリlinux、public_htmlを作成する。

root@debian11:/home# mkdir -p linux/public_html

②所有者:tarou、グループ:tarouに変更する。

root@debian11:/home# chown -R tarou:tarou linux

③権限を755(rwxr-xr-x)に変更する。

root@debian11:/home# chmod -R 755 linux

確認

root@debian11:/home# ls -l linux

drwxr-xr-x 2 tarou tarou 4096 2月 11 10:09 public_html

3.2 index.htmlファイルを作成する。

public_html下に、index.htmlを作成する。

root@debian11:/home/linux2/public_html# vi index.html

4.ホストWindowsとゲストDebian間のポートを設定

①VirtualBoxマネージャーの設定画面から、「ネットワーク」クリックする。

②「ネットワーク」画面の「割り当て」の下にある「Advanced」をクッリックする。

③[ケーブル接続]をクリックして選択し、「ポートフォワディング」をクリックする。

④名前:ssh プロトコル:TCP ホストポート:22 ゲストポート:22
名前:http プロトコル:TCP ホストポート:8080 ゲストポート:80 を入力する。
[OK]をクリックする。


5.SSHのインストールと設定

5.1 sshのインストール

root@debian11:~# apt install ssh

5.2 sshd_configの設定

Windows PC内の仮想Debian Serverを開発環境として構築するので、鍵認証方式より安全性は劣るが、パスワード認証とした。

root@debian11:~# vi /etc/ssh/sshd_config

PasswordAuthentication yes ←58行 コメント#を外し、有効にする
PermitEmptyPasswords no ←59行 コメント#を外し、有効にする


5.3 WinSCPによるSSH接続テスト

WinSCPは、Windowsのみで使用できるSFTP(SSH File Transfer Protocol)アプリです。

①「WinSCPのサイト」から、ダウンロードする。

②WinSCPのインストール

インストール中に、選択画面がでるので、適切に選択する。
インターフェーススタイルは[コマンダー]を選択する。


③WinSCPの接続設定(localhostとの接続なので、パスワード認証にしている)
転送プロトコル:SFTP、ホスト名:localhost、ポート番号:22、
ユーザ名:tarou、パスワード:仮想Debianのパスワード


下記の問い合わせに対して、[はい]を選択する。


④接続画面が表示される。(左側:ホストWindows、右側:ゲストDebian)